私の中のあなた
2010年 02月 03日
☆☆☆半
昨年11月頃、アルパークの109で見たんですが、なぜか感想を書くのが遅くなりました。古い話でごめんなさい。
でも、DVDが2月頃出るみたいなんで、興味が湧いたら見てください。
ラブコメの女王のキャメロン・ディアスがお母さんを演じる年になったんですね。
そう、キャメロン・ディアスが15才?と11才の少女の母の役です。
しかも、けっこうシリアスな内容なんです。
ネタバレしない程度に書かなくてはいけないので、ややあやふやな内容説明となりますが、キャメロン・デイアスは、白血病のケイトのためにドナーとしてアナを創ります(過激だけど、究極創るという表現になります)
そのアナが「もう、姉のために手術を受けるのは嫌。自分の体は、自分で守りたい」と、両親を訴えるのです。
病気と闘いながらも幸せだった家族に訪れた、突然の出来事。
いったい何故、アナは突然大好きな姉を 救うことをやめる決意をしたのか?
そのアナの決断の裏には、驚くべき真実が隠されていた―。
という内容です。
韓国ドラマの難病ものは、ただただ涙を誘うアイテムですが、ハリウッド映画になるとシリアスに。
「生きる」ということはなんなのか。
家族とはなんなのか。
個人の尊厳とはなんなのか。
実に重たいテーマとなります。
監督は、ベストセラー映画『きみに読む物語』のニック・カサヴェテス監督。
ハリウッドのトップを走り続ける女優キャメロン・ディアスと、わずか11歳にしてアカデミー賞にノミネートされた天才子役アビゲイル・ブレスリンが共演。
これだけの要素でも、上質の映画だと推測できますよね。
で、感想は、私も母親の端くれなんで、涙・涙・涙でした。
過酷なテーマで、見ている時は涙・涙で悲しいのですが、家族の愛・あたたかさが伝わってくる映画でしたよ。
余談ですが、劇中に「タイムバブル」の音楽をバック、幸せそうな一家のシーンが流れます。
今習っているフラダンスで「タイムバブル」を習ったとき、先生が
「この曲は、幸せの象徴の踊りです。誰かの誕生日とかお祝いのときに踊る曲です」と言われたのを思い出しました。
監督がこの曲のそういう意味をくみとって幸せなシーンのBGMにしたのかもしれませんね。
女性向けの映画です。