高齢社会
2011年 10月 16日
水曜日に、母の代わりに班長会議に出席しました。
7件~9件で一つの班となり、月当番で班長がきます。
母は79才ですが、歩くことの難しい繊維筋痛症という病気なので、班長会は私が行きます。
班長自体の仕事は母ができるので、他のことは手伝ってません。
さて、班長会が終わると、隣に座っていた高齢の女性が
「私は、耳が遠くて、全然会議の内容が聞き取れなかったんだけど、どうすればいいんですかね?」と話しかけてこられました。全く面識のない方なんですが。
事情を聞くと、老夫婦2人で生活さりていたのですが、ご主人が1月に亡くなり、それまではご主人が班長の仕事なりされていたようなんですが、お1人になられて耳が聞こえなくてかなり困っておられる様子。
今回の会議の話を大きな声で説明した後
「他の班のメンバーに、班長を免除していただくよう相談された方がいいですよ。私の班も高齢者の方はゴミ当番からはずしてますよ。班長はまだ大丈夫だということでお願いしてます。一度、ご近所の方に相談されたらと思います」と言って帰りました。
でも、見ず知らずの私に言われるくらいだから、かなり困ってらっしゃると思って、サロンのボランティアメンバーの町内会長(女性)に電話をしたんですよ。
その高齢者のお名前もわからなかったから。
会長さんに言うと、さっそく民生委員(男性)と2人でその方を訪問されてようで、報告の電話がありました。
「教えてもらって、よかったわ。行ってみると、かなり困ってらっしゃった。耳もかなり悪いけど、足も悪いらしい。班長会は必死の想いで来られたみたいよ。班長の配り物は私(会長)がしばらくは代行するけど、他の班の方にも相談しないといけないと思ってるんよ」とのこと。
これからは民生委員の方が何か心配してくださるでしょうが、やはり自分から訴えるチャンスはなかなかないみたいですね。
わたしたちのNPO法人「悠々自在」は、1人でも団地で安心して暮らせる社会にしたいをテーマにして活動しようと思ってるんですが、現実にはなかなか難しいですよね。
うちの母みたいに、子ともが近くにいる人はある意味安心でしょうが、子供さんが遠かったり、いなかったりする方は大変だということを痛感した出来事でした。